左目も前より開いてきています。(見えてはいないようです) 皆様からたくさん応援メッセージいただいているのに返信できておらず、申し訳ございません。 1つ1つ、とても嬉しく拝読しています。本当にありがとうございます。 今日はジェットコースターのような1日でした。 朝、MOMOペットクリニックに左膳くんを引き取りに行き、その足で江東区の専門病院へ。 どのくらい麻痺が残るんだろう?治る見込みはあるのか? お世話はどんな風にすることになるんだろう? まずは左膳の状態と今までの経緯をお話して、手術に耐えられるかの血液検査を再度していただきました。 待つ事しばらくして、院長先生からお話がありました。 先生から「どうぞおかけください」と言われて、思わず緊張が走りました。 ゆっくり座って聞かなきゃいけない話なのか・・・ 先生は私がどうして左膳を連れて来たのか、聞いた上で「殺処分はしないという意思なんですね」と確認なさって、「期待させてはいけないので、本当の話をします」とおっしゃいました。 頸椎がかなり激しく脱臼しており、そのせいで神経も危険なレベルで保たれている。 手術自体はリスクはあるけれども可能だが、手術をしても99.9%は治らない。何も変化しない。 手術をしなかったら、もちろん麻痺はとれないし、この脱臼具合だと日常生活のちょっとした刺激でまた神経が切れてしまったり、障害が増える可能性の方が高い。 今はかろうじて呼吸をつかさどる神経は無事のようだが、ふとしたはずみでこれが切れたら呼吸不全にもなってしまう。 要するに非常にギリギリのラインで生きている。 痛みもあるでしょう。 排尿排便は100%自力で出来ない。 人間でいうと、植物人間に近い。 欧米では確実に安楽死になるケースです。 そして、私も安楽死をオススメします。・・・とおっしゃいました。 また、今までずっと一緒に暮らして来た子でもないのに、 すべてのケアをする覚悟はあるのか、とも聞かれました。 お世話の大変さは想像以上だと思う、と。 それに、治療にはこれから莫大な金額がかかってきますよ、と。 専門の先生ですから、今までも何件もこういったケースを診て来たが、飼い主さんがいくら「がんばります」とおっしゃっても、最終的には人も猫も疲弊してしまう。 お互いの苦しみを長引かせるだけではないか、と。 お世話の覚悟はありますが、左膳自身が痛くてしんどくて辛いんでしょうか?と聞いたら 猫自身も相当辛いと思います、このままでは徐々に障害が増えていって苦しむだけでしょう、とのことでした。 この時点で涙が止まらなくなり、全てが停止してしまった私に代わり、のらりんさんが泣きながらも先生にいろいろと聞いてくださっていました。 左膳の血液検査の結果は、月曜日にとった結果より、確実によくなっていたんです。 左目だって開いて来たし、病院では「シャーシャー」言っていたと聞いたし、 どんどん元気になってきた、と思っていたんです。 だけど、私がやっていることは自己満足でしかなく、左膳のためには安楽死なのか。。。 何が左膳のためなのか・・・ 今日は本当にありがたいことに、のらりんさんとMさんも付き添ってくださっていて、 Mさんはご自身もお身体の調子があまりよくないうえにお忙しい方なのに、 終日私と左膳につきあってくださいました。 私ひとりでなくて本当によかった。 ヘタレの私はひとりでこの結果を受け止める事はできなかったと思います。 Mさんは「左膳の目は力がある」「左膳は生きようとしている」と何度も言ってくださいました。 みんなで話し合って、サードオピニオンを受けることにしました。 もし、そこでも同じ結果なら、そのときどうするか考えよう、と。 先生も、「納得いくまで、診てもらうのがいいと思います」と仰ってくださいました。 本当は午前中でお仕事に戻る予定だったMさんですが、 急遽、東京の東から西へと車を走らせてくださいました。 祈る気持ちで3つめの病院へ。 困った事に休診日だったのですが、勤務医の先生が診てくださいました。 そのときの写真です。 左膳、個性的でオシャレな白黒でしょ。 リラックスしているように見えるかもですが、自由に動けないだけです。 先生に死にものぐるいで「カッ!!カッ!!」と威嚇していました。 ここで私たち3人が目を疑ったのが、左膳、いざりながら隣の部屋へ逃げようとしたんです。 死にものぐるいだから出来たのかもしれませんが、かなり動きました! Mさんが「左膳は必死で訴えてるな、安楽死なんて俺をバカにするな、って」 と言ってくださったのですが、本当に!! ここでまた新たにレントゲンを撮ってもらったところ、 先生は「治る可能性はある」と断言してくださいました。 「手術はすべきです」と。 もちろんリスクは高いと思います。 頭を強く打っているので、脳出血の可能性もあります。 明日、MRIを撮ってもらうことになりました。 明日も長い1日になりそうですが、またのらりんさんが一緒に来てくださるので、 こんな心強いことはありません。 MRIの結果にもよりますが、手術に向かって動こうと思います。 Mさんが何度も言ってくださった「左膳の目は生きる目だ」が印象に残っています。 左膳、一緒にがんばろうね。生きよう。 自分の中に、まだまだいろいろな葛藤があります。 が、今は左膳に元気になってもらうことだけ考えようと思います。 もし、人間が事故にあって、顔面損傷して手足が麻痺して動けなくなっていたら、大変なことです。 でも、猫たちはそうして事故にあっても、はねた車がこのように放置してしまって、もしくは愛護センター(保健所)に通報して、多くは治療といえる治療も受けることなく、痛みと恐怖とを感じたまま死んでいくか、センターに収容されても、待っているのは殺処分です。 最後に苦しんで結局死ぬのです。 こんな恐ろしいことが、普通になっています。 左膳のような猫はものすごくたくさんいます。 なんだかな。猫の世の中はとてもシビアです。 きっと変わる。きっと。 交通事故の猫さんを見かけたら、どうかどうか、病院に連れて行ってあげてください。 左膳も事故直後なら、もっと治る可能性は高かったはずです。 Top▲ |
by tennjan
| 2013-05-16 00:35
| 左膳
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