カテゴリ:カイル( 1 )
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のらりんオバチャンへ
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ボクの名はカイル。
ま、ボクのこと、「ちろちゃん」とか「みーちゃん」とか言う人もいるし、
名前は100個くらいあるし、ボクはただのボクなんだけど、
のらりんオバチャンがつけてくれた名前だし、案外気に入ってるから今日はカイルでいいや。

のらりんオバチャンと出逢ったのはいつだったかにゃ。
もう何年も前のことににゃるな。。。
ボクは街の人気者で、そこいら中を闊歩してたんだ。

にゃのに、のらりんオバチャンがボクを見つけちゃって
「大変!この子、去勢してないじゃない!」って大騒ぎ。
あったりまえだよ。にゃんでボクが去勢されなくちゃいけにゃいんだ。
その頃ボクにはもう、ボクのためにお家を作ってくれたり、毎日美味しいものをくれる
とっても優しいオジサンがいたんだけど、オジサンだって一緒になって怒ったね。
「ふざけんな!可哀想だろう!」って。
にゃのに、のらりんオバチャンってもうほんとに諦めが悪いんだ。
・・・結局ボクは電車っていうの?すごい大きな音がする怖い乗り物に乗せられて
遠くの病院まで連れて行かれちゃったよ。

絶対許せない!!って思ったからず〜っと絶叫してやったよ。
そしたらのらりんオバチャン「カイル、お願い!静かにして!」って
一駅ごとに降りて乗り直すもんだから、ボクも絶叫し過ぎで疲れちゃって、ついつい去勢されちゃった。


そう、だからのらりんオバチャンとの出逢いは最悪だったんだ。


けれどもその後ずっとのらりんオバチャンはボクのこと、見ててくれた。
ボクのこのふわふわの毛が、疥癬で丸ハゲになっちゃったときも、
のらりんオバチャンが治してくれたんだった。

だからボクはのらりんオバチャンのこと許してあげて、ずっと仲良くしてあげたよ。

オジサンもすっかり説得されちゃって、ボクの仲間もみんにゃ不妊手術っていうのされちゃったし、
のらりんオバチャンには敵わないや。こんな諦めが悪い人、ボク他に知らないよ。


ボクは相変わらず街の人気者で、毎日しっぽをぴーんと立てて、ふわっふわの毛をゆらしながら
街を闊歩してたんだよ。
オジサンが毎日ご飯もお水もたっぷりくれるし、お家も造ってくれたし、
ボクを可愛がってくれる人がたくさんいるからボクは毎日ご機嫌だった。

・・・だけどある日突然、ボク達の家がなくなったんだ。

どうしてかな?新しいお家に作り替えてくれるのかな?
おかしいな?オジサンはどこに行ったのかな?

・・・って思ってたら、またのらりんオバチャンに会ったよ。
tennjanオバチャンっていう人と一緒に自転車でやって来てキキーーー!とブレーキかけて止まって、
「あれ?カイル!!どうしたの??おまえ、お家は???」って。


ボクは「たいしたことないよ」って。ほら、ボクは元気だよ、ってアピールしたんだけど、
オバチャン、諦めが悪いから、ボクの家のまわりをぐるぐる回って「おかしい!おかしい!」って。
tennjanオバチャンと何度もピンポンを鳴らしてた。

そしたら男の人たちがやってきて「何か御用ですか?」って。

「この家の●●さんは?」とオバチャン達が聞いたら
「さあ、知りませんがこの物件は僕たちの物です。まもなく飲食業を始めます。」って。

インショクギョウってなんだろな?ってボクは思ってたよ。

のらりんオバチャンが慌てて電話をかけ始めてたら、おじちゃん達がtennjanオバチャンに
「猫は困ります。行政に連絡して処分してもらいます」なんて言ってたんだ。
ギョウセイに連絡してショブンってなぁに??


tennjanオバチャンが「そんなことは行政が引き受けませんし、動物愛護法違反ですよ」って。
ドウブツアイゴホウイハンってなぁに?

「でもとにかく困るので、猫は処分してもらわないと」ってブツブツおじちゃん達が言ってたけど、
ボク、ショブンってなんだろ?って考えてた。

そしたら近所から人が集まって来て、●●さんは引越ちゃって、私はお世話を頼まれました、って。
そんな人が何人もいるんだって。
のらりんオバチャン、どうやらオジサンと電話したみたい。
オジサンはいつ帰ってくるのか聞いて欲しかったんだけど、
のらりんオバチャンはずっと怖い顔してて、ボク、聞けなかった。


のらりんオバチャンとtennjanオバチャンが「どうする?」ってずっと話してたけど、
まわりの人たちが「カイルはみんなに愛されてて、みんなで面倒みますから」なんて聞こえて来て、
「あ、ボクのことかな?やっぱりボクは人気者なんだな」って思ったんだ。


それからボク、ずっとオジサンのこと探してたんだけど、オジサン、どこにもいなかった。。。


最初のうちはみんながボクのことかわいそうだ、って言っていつもより美味しいものくれたり、
ご飯も一日に何度も何人もくれたりしたんだけど、またあの怖いおじちゃん達が来て
なんだか怖い顔で文句を言ったり、だんだんみんな、ご飯をくれなくなったんだ。

それに、寒くなってきたのにお家がないから、ボクはどうしていいか分からなくって・・・


オジサンもしかしたら、他のところにいるかな?って思って、
ボク、毎日あっちこっち探検してみることにしたんだ。
お腹もすいてきたから、キラキラ光ってるお店の前で大声でみんなに鳴いてみたよ。
「ごはんをちょうだい」って。

でもおかしいな。
ボク、人気者だったはずなんだけど、「汚い猫だな〜、あっち行け!」って蹴られたり、
しっしってやられたり・・・

ご飯をくれた優しい人たちのところにも行ってみたよ。
でも「ごめんね、怒られちゃったからもうあげられないのよ」って。

どうして?
ボク、何か悪いことしたのかな?


すごく疲れてきちゃったんだ。

それでもボクのこと、可愛がってくれる人はいたんだけど、みんなこっそり、になっちゃった。
ボク、街の人気者だったのに、どうしてかわからないけど、最近、嫌われ者になってきたみたいだよ。

ボクはそれでも毎日オジサンを探してた。
だってオジサンは毎日ボクにご飯をくれて、毎日撫でてくれて、お家もいつも
すごく暖かくしてくれたし、ボクのこと、周りの人にすごく自慢してたんだもの。

きっと、オジサンもボクのこと探してる、って。


あの日もキラキラ光るお店の前で、大声で鳴いてたよ。
もう疲れちゃって、目もしょぼしょぼになったし、喉も乾いてちょっとしんどかったけど。。。

そしたらまたのらりんオバチャンが来た。
で、ボクのこと見て泣くんだ。おかしいよね。


オバチャンがどこかに電話したら、またtennjanオバチャンが来て、
ボクのこと抱き上げてすっぽりプラスチックの箱に入れられちゃった!!

くそ〜〜〜〜〜!!!
ボクはこれでもかっ!っていうくらい大声で鳴いて、おしっこも大量にもらしてやった。
なのにオバチャン達ときたら・・・
諦めが本当に悪いんだ。


また病院に連れて行かれちゃったよ。

さ、また放してもらえるかな、と思ってたら、なんだか見たこともない部屋に閉じ込められちゃった!

うそでしょ〜〜〜〜〜!!!
ボクはこんなところに閉じ込められるのはダイッキライなんだよ。
勘弁して欲しいよ。



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ボクはものすごい大声で文句を言ってやったんだけど、オバチャン達、
「カイルの鳴き声って赤ちゃんみたいで可愛いね」なんて言ってる。



それに実のところ、案外・・・思ったより、居心地が悪くないかも。

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ここ、押し入れっていうんだって。
オジサンが作ってくれたお家より広いよ。

それに、オバチャン達とちがって、若くて可愛い女優さんがボランティアっていうので
来てくれてボクにブランケットをくれたの。いいでしょ。
イケメンのyuuさんっていう人も、ボクにオモチャ持って来てくれたんだよ。
鞠クレママちゃんって人もねずみを持って来てくれたし、
変なことばかりするオバチャン達よりずっといいや!


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気持ちよい。



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それにボク、人が大好き!!
だからこうしてのらりんオバチャンにも思いっきり甘えてるんだ。



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オバチャンはボクのこと撫でるのが上手い。



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よいよい。




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気持ちよい。




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大好き!!!




ボク、この部屋にしばらくいてやってもいいと思ったんだけど、ボクのずっとファンだったご夫婦が
ボクの新しいお家、見つけてくれたんだって。
のらりんオバチャンがそれでもしつこく、なんだかんだあれこれ聞いていたけれども、
うるさいのらりんオバチャンも、いいお家だと思ったみたい。


・・・というわけで、実はボクは昨夜深夜に車に乗って、新しいお家に来ました。
新しいお家では「よく来たね〜!」って迎えてくれて、あったかい毛布を用意してくれてたよ。

だから今、ボクはほかほか陽気のお日様を浴びて毛布の上でくつろいでます。
これからは毎日お膝に乗って甘えていいんだって。


ちょっと照れるけど、のらりんオバチャンに、ボクからお礼を言いたくて。

オバチャン、ずっとありがとう。


ボク、知ってるよ。
オバチャンがどんな嵐の日も、雪の日も、ボク達外で生きる猫のために毎朝3時半に起きて
ご飯を持って来てくれることを。
寒い日は魔法瓶にお湯を入れて来てくれるよね。
あれ、嬉しいな〜〜〜〜。


のらりんオバチャン、ボク、今度こそなんかすごく幸せになれそうな気がしてる。
オバチャンがいてくれてよかった。
ボク、もう街の人気者じゃなくていいや。
だって本当の家族、オバチャンのおかげで見つかったんだよね?

のらりんオバチャン、ありがとう。


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以上、カイルよりのお便りでした。
お手伝いくださったyuuさん、Tさん、鞠クレママちゃん、ありがとう!!

たったの4日間、しかも数時間一緒に過ごしただけですが、私はカイルの魅力にやられてしまい、
今もおいおい泣いてしまっています。
ものすごく可愛い猫さんです。
カイル、幸せになるんだよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!



どうか猫を置いて行かないで!!!
彼らの苦労は目に見えています。
のらりんさんのような行動力がある人はそうそういません。
カイルはとってもラッキーだったけど、ほとんどの猫はこうして置き去りにされた後、
どうなるかよ〜〜〜〜〜く考えてみてください。

まわりに面倒をみてくれる人がいっぱいいたとしても、それは果たして継続するのでしょうか?


書きたいことが山のようにあるのですが、時間があまりありません。
なるべくブログもアップするように頑張りますね!


豆太くんと茶子ちゃんの様子もお知らせしたいと思っています。
保護部屋にも徐々に慣れて来てくれています^^


それでは皆様、楽しい連休を♪
Top▲ | by tennjan | 2013-12-22 16:23 | カイル
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