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犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟
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覚えていらっしゃいますか?止二郎くんです。
お雛と一緒に雛祭りの日にセンターから引き出した、足立区からやってきた猫さんです。

村人Aさんの老猫ホームに入ってもらって、あっという間に星になってしまいました。

すごく綺麗な首輪がついていたのがとても印象に残っています。
ガリガリに痩せて衰弱していましたが、お見舞いに行ったら一生懸命ごちんごちんってご挨拶してくれた止二郎くんです。



ときどき、こうしてあっという間に星になってしまった子たちのこと、思い出します。
元祖二郎ちゃんやひのちゃん、黒の122番や・・・



いずれも衰弱してセンターに収容された子たちでした。
今日は止ちゃんの写真を見て、なんとなくいろいろなことを考えました。




今日(昨日になっちゃいました!)、いつもお世話になっているOさんのお誘いで、Mさん、のらりんさんと一緒に参議院議員会館に出かけて来ました。
すごく綺麗な建物でビックリしました〜〜!おのぼりさん気分(笑)



犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟(仮称)
(略称はっぴぃ0(ゼロ)議連)設立準備会

というものに参加してきました。
(超党派の議連ということで、とても期待しています。)


色々な方がその内容について述べていらっしゃいますので、私は自分が感じたこと、を書きます。
あくまでも私の感想なので、以下、ご興味ある方だけどうぞ。




地域猫活動の現場にいる者として、また、センターから殺処分寸前の子たちを引き出す者として、
終始胸が苦しかったです。

何に、というのは私も漠然としているのですが、いろいろな思いが交錯したからだと思います。
みなさんの熱いお気持ちを信じたいから
国が変わると信じたいから
でも現実目の前でいつも味わっているこの虚しさはどこにぶつければいいんだろうと思うから
議員のみなさんや著名人のみなさんが声を大にして言ってくださるのはすごくうれしいけど、実際問題各自治体にまだまだ届いてないから
まだ始まったばかりのこのムーヴメントが真実であって欲しいから
殺処分をゼロにするということがくらくらするほど遠いことがよりハッキリするから
犬のことだけに言及する方が多いけれども、殺処分の大多数は野良猫だから
そしてそのことは発信者のみなさんの中でもまだ本当には理解されていないと感じるから



期待と、苦しい現状が入り交じったような気持ちでしょうか。
殺処分ゼロのムーヴメントが盛り上がれば盛り上がるほど、正直とても胸が痛くなります。
なんでだろう?

ものすごくそれを望んでいるのですが、そんなに簡単ではないと思うし、突き進みながらも大切なことが忘れられないでいて欲しいと切に切に願うからでしょうか。。。
自分でもこの気持ちはうまく整理できません。
簡単ではないから諦めろ、というつもりは毛頭ないですし、ぜひともそうなって欲しい!
…けれどもどうか大切なことを大切にしていて欲しい!!
ゼロになればいいんじゃない、これは終わりがない闘いかもしれない、どうか誰も諦めないで最後まで闘って欲しい・・・
殺処分ゼロは最終目標じゃない、という気がしています。


また、この問題を真剣に考えると、避けて通れないのは野良猫問題です。
そして野良猫問題、地域猫問題にはまだまだたくさんの課題があります。

止ちゃんの写真を見ながら思ったのですが、止ちゃんを捨てた人がいます。
そしてセンターに通報した人がいます。(センターがどういうところか分かっていない人も多いです)
センターは当然ながら止ちゃんのような猫があふれています。
殺処分になります。
さて、どの段階で止ちゃんを止めるべきだったでしょう。
止ちゃんは最後の最後の段階で、村人Aさんが引き出してくださったけれども、止ちゃんのような子を引き出すのは簡単ではありません。
システム上も、ケアする立ち場としても。
殺処分ゼロにするために、ティアハイムを設立するのはとてもありがたいです。
でもティアハイムもたくさんたくさん、いくらでも作れるのかな、と思います。
スタッフもたくさんいるのかな、1頭1頭に心のこもったケアは出来るのかな。

止ちゃんと一緒に引き出されたお雛はどうでしょう。
お雛は何かの事故に遭い、右前足を激しく損傷しました。
傷は化膿し、お雛の前足は腐ってしまい、お雛は衰弱してしまいました。
誰かがセンターに電話します。「動けない猫がいます」
センターはお雛を捕獲します。弱ったお雛は簡単に捕まります。
センターは医療ケアしてくれますので、お雛は断脚手術を受けます。
うまく傷口がふさがりませんでした。
化膿が酷くなり、壊死が進んで、骨にまで炎症は広がりました。
センターは負傷猫であふれています。
しかもお雛の威嚇は激しいものでした。
殺処分になります。
さて、誰が悪いのでしょう?


たくさんの野良子猫たちが殺処分されています。
毎年毎年産まれた猫を持ち込む人もいます。
不妊手術、いまだに嫌う人もいます。
TNR、とてもお金も労力もかかるのが現状です。
決して楽しい作業ではありません。
蛇口を閉める役割は少数の猫ボランティアが担っています。
多くのボランティアは疲弊しきっています。
さて、どうすればいいのでしょうか?


もう十分長過ぎるのですが、まだまだ書ききれない思いがたくさんあります。
東京オリンピックに向けての再開発で、行き場を失った猫たちがすでにたくさんいます。
彼らの行く末はどうなるでしょう。



何が本当に大切なことなんだろう?


私たちの目の前にたくさんの課題があります。
なんかね、殺処分ゼロが遠過ぎてものすごく胸が締め付けられるんです。


だけども期待しています。
心の底から期待しています。
だからまた胸が痛くなります。




特筆しておきたいのは、弁護士の林先生が殺処分ゼロをめざすための最重要課題が地域猫活動である、と力のこもった発言をなさってくださったことです。
大変ありがたかったです。林先生、ありがとうございます!






・・・と訳がわからないのに、真面目な話を書いてしまってごめんなさい。
まとまりもなく、何が言いたいか分からない文章で失礼しました。


参加できてよかったと思っています。
私自身、とても刺激されましたし、いい勉強になりました。
改めていろいろなことを考えましたし、このようにたくさんの方が本気で動いてくださるのは、ありがたいことだと思っています。


殺処分なんて言葉がいつかなくなればいいのに、と思います。


普通〜〜〜に考えて、おかしいですもの、殺処分。


どの子もみな、家族とずっとずっと一緒に、愛情をたっぷり受けて過ごせますように、、、
と願って止みません。
Top▲ | by tennjan | 2014-08-30 01:09
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